鉄子物語5(調教で良い子になろう)鉄子の家出

さて、噛み癖が酷いパピヨン鉄子
調教の先生がやってきた。


初日から先生に服従し、鉄もやる気満々だ。
これから週に3回先生が訪問してくれる。
先生は警察犬も訓練したそうで心強い。


方針としては、叱って強制的に従わせるのではなく
おやつを上げながら楽しく行うもの。
犬が飼い主の言うことを聞くと、こんな楽しいんだって思わせるんだそうだ。
ふむふむ、なるほど。

まず最初はお座りから始まった。
右手の人差し指を突き上げて「座れ!」と命令。
先生は鉄の尻を押さえながらお座りの格好をさせ
できたら、ほんのちいさなササミジャーキーを与える。
もちろん、鉄は喜んで食べる。


指を突きたてながら尻を押さえ、ジャーキーを与える、、、の
繰り返しをしているうちに鉄もわかってきて、
先生の言うことを聞き始めた。


次は飼い主の私の番である。
「座れ!」と命令しても私の手にあるジャーキーが気になって
お座りしない。
はあ、やはり、鉄になめられておる。
飼い主としての威厳を持たないと、鉄も従わないと先生に諭される。


この年になって私も調教されている。
しかし、やるしかない!


私の言うことを良く聞き、おしっこはちゃんとトイレで行い、
噛むことをしなくなった可愛い鉄子を想像し、
「名犬鉄子」を目指す決心を固めた。


娘や婿に弱音を吐いて
「犬なんか買うんじゃなかった」と言って叱られた私に逃げる道は無いのであった。


また続きます。



(シロップの薬を飲む幼い鉄子

                                                                                          • -


パピヨン鉄子、家出の巻き


(なにやら真剣にブログを読んでいる鉄子



え!!一体どうしたの?












おまけ



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