天国の親父へ(パピヨンの鉄子、半魚人に・・・)

私の親父は酒飲みであった。私はその血を引いた。
親父は洋酒は飲まず、日本酒オンリーだった。
私の様に、焼酎でも、ウイスキーでもワインでも何でもという酒飲みではない。
日本酒に刺身,鍋というパターンだ。


親父は魚をさばいてうまいおかずを作った。
親父に習って、鰯の刺身、鯖の酢じめ、鯛茶漬け、
カワハギの水炊き白身の魚の吸い物等など私もできる。
下関であるから魚はたいそううまかった。


(昭和48年頃、熊本にて)

またこだわりがあり山口で一緒に飲んだ時、酒の肴が無いので、
「漬物では?」と聞くと、駄目と言い、
お猪口ではなく、ぐい飲みを用いそれも湯飲みぐらいのものが、
欲しいというので探して歩いた。
大きいぐい飲みに熱燗でちょこちょこ3合を毎晩飲んでいた。


しかし、飲みすぎた失敗もあり
一度は、岩敷きの岸壁で、倒れ頭を打ち、1週間位、いびきをかいて寝ていた。
往診に来てもらっていて、ある日目覚めたが、よく無事だったと思う。

また海の傍の事務所に酔っ払った親父を兄と二人で迎えに行ったことがる。


私も娘に言わせると、似たような失敗が沢山あるということだが
もう時効だからあえて書かないでおこう。


その親父が癌で最後は長く入院していた。

我慢強い性格で、「痛み止めを使うと子供たちが見舞いに来たとき寝てしまい話ができないからいやだ」
と痛み止めを拒否。ベッドの棒を持って痛みを耐えていた。


が、下関の兄から電話で「親父の具合が悪い」と東京に連絡があり
急いで帰郷し病院に行くと
危篤というほど具合が悪いようにも無く少し話をして病室を出ようとしたところ、
親父が、「三郎、酒は程ほどにして置けよ。」と言われドキッとした。


その数時間後、長男の家に着くと、追っかけるようにして
兄から「親父が亡くなった」との知らせが来た。


結局「酒飲むな」が私への遺言となった。
しかし、それからも気にしいしい飲み続けた。


そんな私も、去年、心筋梗塞で倒れてから酒もタバコも止めている。


天国の親父へ「酒はやめたよ」


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鉄子のいたこさん。お父さん編。

さぶろーのお父さん、天国から降りてきてください!
鉄子が代わりにお言葉を伝えます。



(お酒も用意しました)








鉄子さん、きょうもご苦労様でした。
大好きなササミで一杯やってくださいね。






大失敗のぼつになった企画。
ストッキングでかつらを作ったら半魚人になってしまいました。


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