パピヨン鉄子物語3(噛みぐせで、さぶろーノイローゼに!)鉄子の幼稚園児

パピヨン鉄子物語。
高齢の私のところにやってきた暴れん坊でお転婆パピヨン
飼育雑誌には「お年寄りにも飼い易いおとなしい犬」と書かれていたのは
きっと何かの間違いだと、思った。



(はじめて首輪をはめてやった頃)


とにかくじっとしていない。
まだ生後間もないのにすごい高速で家の中を走り回っている。
目を離すと玄関に行って靴の中におしっこをして
うんちを食っておったこともある。
また階段を2段ほど登っては飛び降りる遊びをしていたので
驚いて玄関や階段のほうへいけないよう柵をする。
また歯が生え始めると家のあちこちを噛む。ソファーも噛む。


一度ケージに入れて出かけたのに、なぜか脱出していて、柱を
ボロボロにかじっていた。



しかし、相変わらず可愛らしく、つぶらな瞳で憎めない。
夜中も私がトイレに行くと帰りを待っており、玩具で遊ぼうと、目で誘う。
夜中であるにかかわらず、可愛らしさに負け遊んでやる。
そして次の日は1日中眠いのだ。
当分の間続いたこの遊びに参った。

また、どうしてもトイレのしつけがうまく行かず、家中トイレだった。
そして今では本当に笑い話だが
散歩の途中うんちが落ちずにお尻につけて帰ると、私はうまく洗ってやれずに
結局娘を呼び、風呂で洗ってもらうことになる。
うんちのせんべいを尻にくっつけた鉄と神妙にお世話係の娘が到着するのを待つのであった。

そしてこの頃から、私や娘、誰かれかわまず噛みつく癖が出始めた。
私の手は傷だらけで血が滲んでおった。
娘にしつけはたたいちゃ駄目ときつく言われたので、なんとかしようとしたがどうにもならない。


まだ、飼い始めて2ヶ月なのに、自信を失ってノイローゼになりそうだった。
「犬のことはまかせておけ」なんて豪語して後悔。


そんな私を見て、娘が犬の調教師を探してくれた。
授業料はかなり高額だが、当時の私はもう、藁にもすがる思いで先生をお願いした。


これから鉄の幼稚園の入学だ。先生の話だと幼稚園コースの次は小学校とあるらしい。
もうなんでもよい!任せるしかない。


しかし調教の先生の来られた日の最初の言葉が、「飼い主が変わらないと、鉄も変わりませんよ。」
と言われて「お任せでは駄目なんだ、自分もがんばらねば」と、緊張する私であった。


またこの続きは明日。

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パピヨン鉄子、幼稚園児に変身

今も行動は幼稚園児のようであるが
モデルの仕事はプロ並み。(ギャラのササミの為)


三つ編みは古毛糸です。



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