馬、後編(パピヨン鉄子、馬の妄想日記の続き。)

その3
私の下宿には、馬が2頭いました。
1頭は農耕馬、もう1頭は乗馬用のサラブレッドです。

学校や河川敷によくこの馬達の散歩に行きましたが
ちよっと良い気持ちになります。
当時、裸馬に乗れた学生はそんなにいなかったからです。


学校に乗っていくと、乗馬部の連中が出て来て
「その馬に乗せろ」というので馬を貸してやると
やつらは、すぐに振り落とされました。
乗馬部であっても裸馬には乗れなかったのです。

私は何時も鞍をつけない裸馬に慣れていますので、
馬の胴に綱を1巻きし、その綱に足の親指をかけ乗るだけでした。
乗馬部の連中には出来ない乗り方だったからでしょう。

乗馬部の連中の下手な乗り方に驚いた馬は
そのまま、勝手に私の下宿目指して先に走り出しました。
お陰で私は1kmばかり離れている下宿までの道を、裸足で追っかけて帰りました。

この、サラブレッドのほうは宮崎競馬で「ミスハガネ」という名で走っていました。

私が卒業の日まで、競馬で勝ったという話はありませんでした。
でも、とても綺麗な栗毛の馬でした。

                                                                                • -

今日も鉄子の妄想日記

昨日のじいたんの日記の馬車を再現したよ。
みんな、あきれないで最後まで見てね!














鉄子の人質になった可哀相な黄色うさぎさんにクリックを!
にほんブログ村 犬ブログ パピヨンへ